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経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト) 2026年

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経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト)  鼻へ噴霧するタイプのインフルエンザワクチンです。日本では今まで承認されておらず、一部の医療機関で個人輸入した海外のワクチンが使用されていました。2024シーズンから日本で正式に承認されたために正規のワクチンが使用できるようになりました。販売量は増加するようですが、入荷量には制限があり、上限に達すると予約できなくなります。今年のフルミスト(LAIV)はインフルエンザAH1、AH3、B型(ビクトリア系統)の3種類のウイルスに対応しています。いずれのワクチン株も変更されており、今シーズンは新しいワクチン株が使用されています。投与された弱毒ウイルスは鼻で増殖し免疫を誘導しますが、肺などでは増殖せず安全性が確保されています。 接種対象者 2~18歳 接種禁忌 妊婦、免疫不全者、免疫不全となる薬物の投与を受けている人 接種回数  1回 投与方法  ワクチンを両方の鼻に少量(0.1ml))ずつ投与します。接種直後にくしゃみが出ても、再投与はしないことになっています。 フルミストの有効性  海外で行われたフルミスト(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン:LAIV)の臨床試験では、不活化インフルエンザワクチン(IIV)の有効性に勝るデータが報告されたため、非常に期待され発売されました。  米国では2003年に発売され、2009年以前に報告された3価のLAIVがIIVより有効性が高いというデータから、2014年に2から8歳に対して4価のLAIVをIIVより優先して接種することを推奨しました。しかし、2013-14年シーズンにAH1N1pmd09に対してLAIVは有意な有効性を示さず、IIVは有意な有効性を示したため、2015年にLAIVを優先する推奨を撤回しました。さらに2015-16年シーズンにもAH1N1pmd09に対してLAIVの有効性が低かったため、2016-17年シーズにはLAIVの接種の推奨を中止しました(2017-18年シーズンも推奨しませんでした)。2017年にLAIVに含まれるAH1N1pmd09のウイルス株がA/California/7/2009からA/Slovenia/2903/2015に変更され後に、米国では2018-19年シーズンからLAIVを再推奨しました。しかし、現在では、以前のようにIIVより優先的に...

2026年インフルエンザの流行

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   インフルエンザの流行の開始と流行のピークが早くなっています   COVID-19が減少した後から、インフルエンザの流行が早期に始まり、ピークも12月になっています。インフルエンザワクチンの接種を早期に行うことをお勧めします。  インフルエンザは夏にかかることもありますが、毎年、冬に患者数が増加します。インフルエンザの患者数は、全国の約5000のインフルエンザ定点医療機関から報告されています。  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行前のインフルエンザは11月に流行が始まり、1月末(4~5週)にピークがありました(図1 図2)。  COVID-19の流行後は、インフルエンザの大きな流行はありませんでした。しかし、COVID-19が減少した後、2022/2023年シーズンからインフルエンザの感染数が増加しました。2023/2024年シーズンは9月から報告数が増加し、流行のピークは12月初め(49週)でした。2024/25年シーズンも10月末(44週)に流行がはじまり、ピークは12月末(52週)でした。2025/26年シーズンは9月末(39週)に流行がはじまり、ピークは11月中旬(47週)でした。今シーズン(2026/27)は8月中旬(34週)に流行が始まっています。(図1 図2)。 すでに、インフルエンザ脳炎などの重症例も報告されています。 https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/idwr/2026/idwr2026-33.pdf https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/idwr/2026/idwr2026-31-32.pdf   図1 2016~2026年のインフルエンザの報告数 図2 2014/15シーズン~2024/25シーズンのインフルエンザの流行開始とピーク 2026~2027年シーズンのインフルエンザワクチンの予約